春の女神

 山の上から南へ少し下ると、明るいコナラの林の下のカタクリも開き始めていました。
ふと、何かが眼の前をよぎりました。そして、眼前の歩道に舞い降りたのは・・、
ギフチョウ! まるで、私を待っていてくれたかのように、しばし、身じろぎもせず、こちらを
見上げていました。
 「やっと出逢えたね。小さな小さな“春の女神”さん・・」

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