元気いっぱいの少年は遊び上手。早速、トンボを追いかけ始めました。 「あの大きなトンボ、なんて言うの?」 「オニヤンマ」 「みんなオニヤンマ? きれいなブルーのもいるよ」 「あれはルリイトトンボ」「ルリイトトンボ」(!) そう聞いて、私も真剣にシャッターチャンスを窺い始めました。水面に降り立った2頭の影を捕えました。きれいなブルーと、緑がかったトンボです。番でしょうか?
なかなかトンボを捕まえられなかった少年、今度は、少し離れた岩場に渡ろうか・・と。届かないようです。彼は大きな石を運び始めました。この池からは飲料水を引いているので、裸足で入ってはいけないと、ご主人から言われているのです。
シーズン中でも訪れる人が少ないという風吹山荘のスタッフはご主人とネパールの山岳ガイドをしていたという通称ロクさんの二人だけ。夕食は美味しい本場(?)のカレーライスでした。日本人相手のガイドをしていたというだけあって、日本語の堪能なロクさん、 「ネパールにも来て下さいよ。」 「ちょっと無理かなぁ・・。高山病にかかってしまう・・。」 「2000メートルまで登れば、山が見えますよ。」 おそらくは、生涯、実現することのない夢を、ほんのしばし、思い描いてみました。