木道を蔽う雑草に足元を濡らしながら 歩いていくと、カキツバタが咲いていました。
鮮やかな紫が雨に濡れて、 いっそう、しっとりとした風情です。
ふと、何度か目の前を横切った 軽やかなものの行方を追うと・・
草の葉に止まったのは、 初めて目にするトンボです。 翅の赤みを帯びた茶色が 目を引きます。
葉陰に隠れた一頭は、 美しい翅を広げました。