池の周囲に2時間ばかりいて、そろそろ戻ることにしました。空が暗くなってきました。午後は雷雨注意報も出ています。 果たして、20分ほど下って第2ケルンまで来ると、ポツポツ雨が落ち始めました。ベビーキャリーに幼子を背負った男性が 挨拶を交わしながらも足早に下りて行きました。これから唐松を目指すという女性が少し心配になりました。 それでも、雨の雫を帯びた花は一段としっとりと、心惹かれます。タカツメグサ、ハクサンチドリ、イワイチョウ、リンドウ・・、 シャッターを切りながら、ゆっくり歩いていると、しだいに雨は本格的になってきました。いよいよカメラをバッグにしまい、 下山を急ぎます。